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2016 July
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| 東京もようやく夏の到来、美しい夕焼けを眺めつつテラスで日本酒を頂く。蒸し 暑くもなく寒くもない・・・こんな日は意外に少ないので、貴重な東京 のテラ スライフ。 | ||||||||||
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| 一年に渡ってやって来たガレージ・セールもついに終了！東京の事務所、アトリ エ、パリのアトリエ・・・と改装が続いたこの数年。二十数年間、撮影 で使っ た小物やプレゼン用品ナドナド・・・本当に様々なモノ達に囲まれて今日がある のだけれど、ようやく「総棚卸し」が終わったような気分。何よ りも周りの皆 さんに喜んで頂けた事が嬉しい。 | ||||||||||
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| パリに戻る前に再び軽井沢へ。今年は緑が例年より濃くまるでジャングルのよ う。可憐にひっそり・・・とは程遠く「花々が咲き乱れ」と言う表現が ぴった りな我が家のお庭。アンリ・ルソーの絵の中に居るような錯覚にとらわれる。 | ||||||||||
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| 我が家の一階は多目的スペースのはずがこの一年はガレージセールに占領されて いた。ようやく全て一掃、工務店さんと改装の打ち合わせが始まる。タ イルを 選んでピクチャーレールの採寸など、ギャラリーに生まれ変わるのもあと少し。 ガランとした一階、一年間のさまざまな出来事が蘇る。 | ||||||||||
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| 雨ばかりの寒い夏と聞いてブーツを履いて降り立ったアムステルダムのスキポー ル空港。灼熱の太陽とあり得ない暑さ！聞けば昨日の夜からと言うので 私が機 内に居るうちに激変したということ？ 長く暑いセキュリティーチェックを通ってようやく辿り着いたラウンジはガラガ ラ、ヨーロッパはもうすっかりヴァカンスモード、誰も居ない・・・。 | ||||||||||||||||
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| 快晴の後の美しい夕暮れの今晩、カフェで郵便物を整理しているとオーナーのＲ 氏からいつものようにシャンパンのご挨拶？久々の再会を祝いつつお互 いの近 況やご近所のこと、「ヴァカンスはいつ？」 今、帰ってきたのだけれど・・・。あと１０日もすれば誰も居なくなるサンジェ ルマン、名残惜しむようにお喋りは続く。 | ||||||||||
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| 酷暑の続くパリ、熱波で一万五千人の死者が出た２００３年を思い出すうだるよ うな暑さ。こうなると冷房の無いパリのアパルトマンは正に「焼け 石」。唯一 の冷房空間は車！どんなに近くても車！何としても木陰に停めたい。皆考える事 は同じらしくタダでさえ少ないパーキングロット、更に「木 陰」となると至難 の技。何回切り替えしても、バンパーが当たっても・・・縦列駐車のテクニック はこうして磨かれる。右岸はまだまだビジネスモード でパーキングはいっぱい なのにサンジェルマンでは私の車だけ。この時期ほど右岸と左岸の違いを感じる 事はない。 | ||||||||||
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| 酷暑が続くと夕暮れが恋しい、とは言ってもこの時期パリの夕暮れは２２時過 ぎ。ようやく陽射しが弱くなった頃にはもう深夜？写真で見ると美しい夕 暮 れ、それでも気温は３８度もあるのです・・・。照り返すような夕焼けの日に 至っては４０度！？ | ||||||||||
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| 街全体が熱波に包まれ冷める事のない焼け石状態。スーパーマーケットの空調も この暑さでは正に「焼け石に水」？我が家の下のカフに至ってはカウン ター内 にこんなプリミティブな簡易冷房が・・・。「花の都パリ」とこの現実のギャッ プこそパリの本当に生活かもしれない。冷蔵庫を開けて涼む今 晩、早く冷房の ある東京に帰りたい！ | ||||||||||
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| ７月１４日を過ぎるとパリは少しずつヴァカンスモードに。街中で工事が始ま り、タダでさえ少ないパーキングロットが資材置き場になっていたりす る。８ 月はパーキングロットが無料になるのでこの時期、ポリスは躍起になって駐車違 反を取るので正にイタチゴッコ！美しいパッサージュも工事現 場、バスレーン も工事で一車線になって更に路上駐車のトラックでバスは通れない。酷暑の中ク ラクションが鳴り止まず、軽く眩暈・・・。 | ||||||||||
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| パリに着たばかりの頃近くに住んで居た懐かしいレ・アール。旧パリ中央市場 だった場所が大規模ショッピングセンターを含むフォーラム・デ・アール に なったのは１９８６年、私が来た頃は最も新しいエリアとしてアニエス・Ｂのブ ティックや、フィリップ・スタルクの出世作「カフェ・コスト」が オープンし た時代。スペイン人建築家リカルド・ボーフィルの計画が始まっていたのに当時 当選したばかりのシラク大統領によって中止され、フランス 人建築家ポール・ シュメトフによって建設された。そして２００３年に再開発のコンペとなり、い つものように紆余曲折の結果２００６年には再コンペ となりフランス人建築家 パトリック・ベルジェ案に落ち着く。ようやく形が出来てきて、昔泳いだプール も既にオープンしているよう。本当に今年中に 出来上がるのだろうか・・・？ | ||||||||||
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| 普段は人通りの少ない日曜日にしかブティックの掃除は出来ないけれど、すっか りヴァカンスで人の居ないサンジェルマン。後は暑さとの闘い・・・、 ２１時 を過ぎてようやくお掃除開始。西日に古い煉瓦の壁が美しく映える。 | ||||||||||
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| 改装を終えてすっかり美しくなったパリ警視庁、夏の前にさまざまな手続きに行 く。さすがにもうほとんどの人はヴァカンスのようで、いつもは長蛇の 列のカ ウンターもガラガラ。テロが続いているせいか セキュリティーも厳しく、フランス国旗も縛られている。美しいトリコロールの フランス国旗が青空にはためく日が早く戻って来ます様に・・・。 | ||||||||||
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| ７月も終わりに近ずき街はいよいよヴァカンス、パーキングもとうとうひとっこ ひとり居ない、静まり返った果てしなく広いスペースが続く・・・。ポ ルシェ の御大は日本のような車カヴァーをかけて。外国にもいらしているのだろうか？ | ||||||||||
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| ようやくパリの上半期を終えほっとする。久しぶりにエール・フランスの夜の便 に乗る。離陸が２３：３０な上、ヴァカンスのこの時期にドバイや上 海、東京 というビジネスユーザーが多い路線の出発ターミナルのせいか、本当にガラガ ラ。ＰＲＩＯＬＩＴＹゾーンには誰も居ない・・・。 | ||||||||||
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| ヨーロッパ航路の出発ターミナル２Ｆに比べて随分ゴージャスな２Ｅのラウン ジ。いつもはビジネスミーティングでごった返すこのラウンジ、空いてい るの でまるでホテルのロビーかどこかの会議室のよう。それにしてもあまりにも人が 居ない・・・。 | ||||||||||
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| diary
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深夜の出発はいつもなかなかドラマティック。それにしても暑いパリだった。機 内の冷房がいつになく嬉しい・・・。美しいパリの夜景が眼下に広がり いつし かぐっすり。 | |||||||||
